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日本語教師の資格を得る道のり

2020.07.01

資格取得までの道のり、ご存じですか。

20207月現在、日本語教師として働くための資格は別記事に書いたとおり、

1.四大の日本語教育の主専攻または副専攻

2.日本語教育能力検定試験の合格

3.学士と、文化庁届出受理済の420時間養成講座修了

このいずれかです。

日本語教育の主専攻や副専攻はインターネットで検索すると各大学HPやまとめサイトが出てきますので、ぜひ検索してみてください。「日本語教育 主専攻」などで検索すると良いですね。

大学は4年間なので当然4年かかります。

ですが、

既に短大など2年間卒業していれば3年次編入もあり、

3年生から2年間の副専攻を取得すれば「学士」が取得でき、ついでに「副専攻修了」ももらえます。短大卒の方で、お時間ある方にはとても向いていると思います。

既に学士はお持ちの方(専門は何でも大丈夫です)は、民間や企業、大学の一般向け講座などに「文化庁届出受理済の日本語教師養成講座」がありますので、その受講が良いでしょう。

420時間ってなかなか想像できないと思いますが、18時間労働、と想像してみますと、

420÷8時間=52.5

となります。極端な話ですが約2ヶ月で資格が得られるんです。

もちろんこの例のような詰め込み型はあまりおすすめできません。教育実習や、各科目のテストを考えると2ヶ月は厳しいことがわかるかと思います。

上記のとおり最短約2ヶ月ですが、実際には半年や1年の学校がほとんどです。

大体の学校が理論と実技にわけており、模擬授業はある程度知識を得てからが望ましいと考えられています。

そのため、文法から実習まで連続的にまとめて受講する、ということは推奨できないのです。

この日本語教育能力検定試験の合格が、告示校で働く資格の一つと定められています。

試験は毎年10月にあり、現状1年に1回しかありません。

日本語教育能力検定試験の公式サイトはこちら(日本語国際教育支援協会)

検定試験というと英検や漢検のように猛勉強が必要なのか!と考えますね。

そのイメージで合っているかと思います。

試験ⅠからⅢまであり、1日がかりの試験です。

試験Ⅰは知識を問う問題、試験Ⅱは聴解、試験Ⅲは実践的な判断を求める選択問題と、記述があります。

しかし合格してしまえばこちらのものです。何年後に失効する資格、ということもありませんし、ここ数年は色々な日本語学校での優遇措置がありますので、取って損はないと思います。

かなり概観の説明となりましたがいかがでしょうか。

1.主専攻なら4年間、副専攻なら2年間

2.養成講座なら平均半年〜1

3.検定試験の1発合格なら1(1)

どの資格要件であっても就職時には同じ扱いです。

これから日本語教師の資格取得を考えている皆さんに相応しい道のりを探していただければ幸いです。

北琢磨
日本語教師養成科専任講師
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