直接法より間接法がいいのでは? 2020.06.18 アメリカ人に日本語を教えるなら英語、中国人に日本語を教えるのなら中国語・・・で教えてしまったほうが圧倒的にスピーディーに教えられるでしょう。つまり、間接法は理解が早い教え方なのです。 しかし、「学生募集」をしている日本語学校をちょっと想像してみてください。アメリカ人だけ募集しますか?中国人だけ募集していますか?日本にいるのはたった1か国の学生でしょうか。 プライベートレッスンであれば、その国のことだけ考えるのも一つの案でしょう。しかし教師は多国籍の学生相手に教えることになるのです。その時にAさんには英語で、Bさんには韓国語で、Cさんにはベトナム語で説明する・・・なんてことはできるでしょうか。 そう、時間的にも能力的にも厳しいんです。日本国内で日本語教師をするのであれば、「直接法」を身に着けるべきなんです。 北 琢磨 日本語教師養成科専任講師