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日本語教師の給与について

2020.06.18

私が日本語教師を始めたのが2010年なので、その頃からのお話ができると思います。

 

2010年、非常勤として私は1500円、1600円くらいもらっていました。この値段は時給制で、学校によって1コマ数 45分がそのまま1500円だったり、1時間しっかり計算した1500円だったりしました。

 

当時の専任の先生方がいくらもらっていたのか、それは他の方に聞いてみてください。(養成講座修了したばかりは当然非常勤という時代でしたので、知ってても特に気にしていなかったというのもあります。)

 

さて、2011年となりすぐ3.11が日本を、そして日本語教育業界を襲いました。

 

給与としては2012,2013年ごろも変わらず1500、1600でしたが場所によっては1800スタートというのも見た記憶があります。

 

そして飛んで2016年、2017年。この頃は留学生の数が爆発的に増加していたので教師が足りず首都圏での平均スタートが1800円でした。300円もあがるなんて…と当時の私の印象としては羨ましいの一点だったと思います。

 

2018,2019は差が出始めます。学校毎にスタンスが決まってきたのか、1800〜2200あたりまでは、探せばすぐ出てきました。

 

しかし個人的な感想を述べると、2200円(と言わず高給の学校は)経験者が応募に殺到します。

養成講座修了したばかりでは太刀打ちできないと痛感しました。経験がモノ言う仕事が教師です。成長する見込みと、即戦力とではやはり即戦力が求められてしまいます。

 

では今後の日本語教師の給与はどうなるのでしょうか。

各学校ではベテランと呼ばれる経験者がいますが、ずっと在職しているわけじゃありません。もしその先生方がいなくなってしまったら、と新しい先生方を求めるのは当然ですし、代替わりもあるでしょう。

 

今までは足りない分を補充していたから即戦力を求める形式だったのでしょうが、これからは新人であっても育てられる学校が増えてきます。

 

養成講座修了直後は無理…と悲観しなくても良い時代は遅かれ早かれ来るのです。

 

そうすると、給与も最初から高額になっていくかと思います。(個人的な考察ですが)

北 琢磨
日本語教師養成科専任講師