日本語教師に関係する資格試験はどんなものがある? 2020.06.18 日本語教師の資格については、2020年6月現在、大きく2つにわかれます。 1.日本語学校で働く場合2.そうでない場合 国内の日本語学校は法務省の管轄のもとで設置されています。告示基準というものがあるので詳しくは法務省のページをご覧ください。 この日本語学校で勤務する場合、勤務形態を問わず全ての教員が資格を持っていなければなりません。また、その資格は学士(四大卒)以上を持っているかどうかがとても重要です。持っていない場合は取得するか、後述する方法になります。 学士以上である場合、以下のいずれか3つの方法により資格が取得できます。1.日本語教育を主専攻で卒業2.日本語教育を副専攻で卒業3.文化庁への届け出が済んでいる420時間養成講座を修了 当校の養成講座は3に該当します。 さて、先述の「学士未取得」の方の場合は1つだけ資格を得るチャンスがあります。 日本語教育能力検定試験に合格 検定試験は1年に1回試験があります。三部構成となっていて、ほぼ1日かがかりの試験です。しかし、この試験だけで資格になるので、とても有効なものであることは間違いありません。 さて、日本語学校以外で勤務する方についてのお話ですが、現状特に資格が要りません。しかし設定されていないこともあって、上記の資格要件をそのまま利用するところが少なくありません。 日本語教師に関する試験としては全養協日本語教師検定がありますので、参考にすると良いでしょう。 ほかには日本語検定漢字検定…など、日本語をより深く、正確に身につけたい方にはおすすめします。 これを機に、色々な検定試験に挑戦して資格を取ってみるのも良いですね。 北 琢磨 日本語教師養成科専任講師